投稿者：オールド・ハワイコナ  01/05/29 Tue 00:05:49

　ＤＯＳ版をＷＩＮ９５で動かせるようにしただけの物のようです。とは言え、音声付きです。
　記憶違いかもしれませんが、ＤＯＳ版をＷＩＮ９５で動作するみたいなことは、他のメーカー
もやっていたような。エルフの「野々村病院の人々ＷＩＮ版」がそうですが。あれ？　そう言
えばＤＯＳゲーに付き物のフレームは猟奇の檻ＷＩＮ版にはなかったです。ＤＯＳ版にはあった
のかしら。
　標準インストールだとなんぼの容量だったのか忘れました。最大インストは７００Ｍという
のだけは覚えています。なぜかと言うと、マニュアルに「最大インストできた方、偉いです。
是非我が社までお知らせ下さい」てありましたから（笑）
　ＣＤ２枚組ですが、１枚はＢＧＭでＣＤーＤＡだと思います。ゲームのＢＧＭはＣＤでは
ありません。ゲームディスクは１枚です。無理矢理ゲームにＣＤのＢＧＭを載せるせいでしょうか
「あなたは偉い」となったのかもしれません。当然私にはできるはずもなく、でした。
　このＣＤのＢＧＭは、オーケストラ演奏（少なくても、オーケストラの雰囲気）で、聞いたとき
笑っちゃいました。ゲームのＢＧＭとは印象が違いすぎ、あまりにも重厚すきでした。７００
インストできなくて良かったと思ったものです。
　しかし、ゲームにはハマリました。これまでは、プレイしたゲームはＤＯＳ版同級生くらいな
もので、しかも恋愛シュミレーションでした。別系統のゲームは猟奇の檻が最初でした。
　ドラキュラ生誕１００年と銘打って、世界中の怪物を集めた遊園地中（今はテーマパークと言う
のでしょう）で起こる連続猟奇事件。その手段として、遊園地を一括管理するオペレーション・
システムを乗っ取るという、その手の専門知識のない私には「こりゃ何でもできるよなぁ」と思わ
せるには十分でした。ただ、シナリオ的には、犯行の手段が一緒でも話によって犯人が違うので
犯行と犯人にズレがでるのは、しょうがないかなと思いました。
　今では懐かしの徘徊ゲーです。あっちこっち行かないと、その日が終わりません。ねらい筋の
女の子以外にも会わないと終わりませんから、攻略は難しいです。ひとりの女の子のＥＤは２つ
以上あり、好感度のポイントが１〜２ポイントの差でＥＤが分かれるという許容範囲。低く押さえ
すぎると他の女の子に行ってしまうか、犯人分からずじまいのＥＤへ。
　このゲームは今では作れないかもしれません。規制が厳しくなった今日では。殺されちゃう女の
子のＣＧには、胴体真っ二つ、首なし、電車に飛び込む、ｅｔｃ。この頃は制作者にとって好きに
作れる良き時代だったのかもしれません。
　しかし、なんと言っても痛いのは、ある女の子を見殺しにしないと他の女の子が攻略できない。
これにつきます。見殺しにされる女の子が属性にはまったので、痛さが追加されました。これは
ホワイトアルバムと双璧だと個人的に思っています。すでに可愛い恋人がいるのに、心ならずも
他の女の子に惹かれていく。ホワイトアルバムも良心の呵責が疼くゲームでした。
　キャラクター・デザインは横田守氏。この頃までの氏の描くキャラは巨乳且つ着やせ美人。
脱がせてみて、わ〜感動。そんなキャラが多かったと思います。大きいのは分かっていても脱が
せてみると、ここまで大きいの？（笑）　この後も、氏のパワーは落ちることなくゲーム、コミケ
で活躍していることは、みなさんの知るところです。