銀色(2) (ねこねこソフト) |
投稿者:オールド・ハワイコナ 01/09/29 Sat 01:10:10
かなこ「やっぱりカキコできなかったのは、長すぎたからのようです」
はわいこな「思ったより長かったんだ。意外です」
かなこ「では、一番重かったという第3章をお話して下さいね」
はわいこな「時は明治でしょうか。両親を亡くしながらも仲の良い姉妹がいたのですが」
かなこ「そこから重い話になっていくんですか」
はわいこな「両親が残してくれたレストランで、お姉さんが切り盛りしています。まあ、個人的には洋食屋と言いたいですね」
かなこ「洋食屋ですか。そちらの方が明治って感じがします」
はわいこな「お姉さんは父親と同じ味が出せなくて悩んでいます。そこに妹とお付き合いしたい若い軍人さんが登場します」
かなこ「仲の良い姉妹に、若い軍人さん。出揃いましたね」
はわいこな「お姉さんは精神的に追い詰められます。見かねたお姉さん想いの妹は、銀の糸に願いをかけます。お姉さんと軍人さんが結婚できますようにって」
かなこ「でも、軍人さんは妹さんに好意をもっているんじゃ」
はわいこな「しかも、妹は姉に『応援しているからね』なんて言っちゃうし、願いをかける時に主語を省いたものだから‥‥‥」
かなこ「うわぁ。悲劇のてんこ盛りの予感がします」
はわいこな「妹に裏切られたと思い込んだお姉さんは、妹に折檻‥‥‥」
かなこ「お、重い」
はわいこな「一旦は仲を修復するんですが、妹の迂闊な一言で元の木阿弥に。ただ、私はこのお姉さんを愚かだと思っても憎むことはできなかったですね」
かなこ「ボタンの掛け違いみたいです。ひとつ咬み合えば全てが上手く回るのに」
はわいこな「最後はシェークスピアばりの悲劇です」
かなこ「(うるうるうる‥‥‥)」
はわいこな「私が子供の頃の‥‥‥」
かなこ「また、ですか」
はわいこな「みなしごハッチというTVマンガがありまして、これを思い出しましたね」
かなこ「みなしごハッチ? 知らないです」
はわいこな「そうでしょうねえ。ゴミにたかるハエのように、すれ違いがこれでもか、これでもかってくらいあったTVマンガでした」
かなこ「ゴミにたかるハエ、ですか(^^;;」
はわいこな「子供心に、この理不尽さはなんなんだと思いましたよ」
かなこ「はあ」
はわいこな「頭に来たのは、この銀の糸には知能がないんです」
かなこ「糸に知能が必要ですか?」
はわいこな「だって、願いを聞き届けるんですから知能があってしかるべきでしょう」
かなこ「なるほど、言われればそうですね」
はわいこな「ギリシャ神話で、自分が彫った女性の彫刻に恋をした男の話がありますが、アフロディーテにお願いした時、男は彫刻を人間に変えて下さいって言えなかった」
かなこ「生きていない者に恋をするだなんて、憚れるんでしょうか」
はわいこな「その辺は分かりませんが、遠い言い回しでお願いしました。でもアフロディーテはちゃんと心得て、彫刻を人間に変えてくれたんですよ」
かなこ「銀の糸には、その辺りの配慮が足りないと言いたいんですね」
はわいこな「そうです」
かなこ「でも、その妹さんは、使用上の注意を読まなかったために不都合が出て騒いでいる人と同様だと思いますが」
はわいこな「き、きっついなぁ」
かなこ「最後の第4章に行って下さい」
はわいこな「これは現代と平安時代を行ったり来たりします」
かなこ「何か意味があるんですね」
はわいこな「分かりません(きっぱり)」
かなこ「分からないって(^^;;」
はわいこな「平安時代の主人公は秦氏(はたし)の末裔です」
かなこ「秦氏は、確か中国の秦からの亡命者たちですね。時の朝廷に大陸の技術をもって仕えたとか」
はわいこな「ええ、他にも別系統の人たちがいたらしく、甲賀流忍術も元は大陸の術だという説もあります」
かなこ「その事については、大学の教授にお任せしましょう。姉様がお生まれになる遙か以前の話しですし」
はわいこな「都は干ばつで、お役人さまに呼ばれた主人公は『願いを叶えてくれる銀の糸』を作って雨を降らせるように依頼されます」
かなこ「『願いを叶えてくれる銀の糸』の由来が分かるのですか」
はわいこな「はい。ちょっと脱線しますが、このお役人が第2章の後の主人公のようにも取れます。はっきりとはしませんが」
かなこ「だとすると、第2章では『願いを叶えてくれる銀の糸』が出なかったもの納得できます」
はわいこな「主人公は、一旦は断ります。なぜなら『願いを叶えてくれる銀の糸』を作るには制作者の命を捧げなくてはならないから」
かなこ「ネタばれに際どく踏み込んでます」
はわいこな「う〜ん、でも、それを言わないと主人公の名誉に傷が付きますし。でも、お役人はそのその事を知りません。だから気安く頼み込むんですけどね」
かなこ「でも結局は引き受けるんですね」
はわいこな「材料を頼んで、主人公は役人の領地に籠もります。そこで出会った村娘と恋仲になるのです」
かなこ「なんだか良い展開ですが、このゲーム重いんでしたよね。でも、彼らと現代の主人公とどう関係があるのでしょう」
はわいこな「現代の主人公は大学1年生で、その街にやって来ました。偶然食事に入った喫茶店の娘と知り合います」
かなこ「なんとなく平安時代の主人公とだぶりますね。出会い方も似ています」
はわいこな「実は、現代の主人公が見る夢の中に平安時代の主人公が出てくるんです」
かなこ「実際にあった過去を夢という形で見るんですか」
はわいこな「だから、平安時代の主人公と村娘の転生者は大げさにしても、彼らと縁(えにし)ある者と考えたい気はします。思い出しました綾女という共通の名前です。現代の女の子は平仮名ですが」
かなこ「子孫がいたんですか?」
はわいこな「村娘を妻にしました。しかし」
かなこ「ああ、やっぱり」
はわいこな「お約束ですから」
かなこ「どうなりました?」
はわいこな「前にも言った通り、『願いを叶えてくれる銀の糸』を完成させるには制作者の命を捧げます。しかし村娘は、人の命なら誰でも良いと早とちりしちゃう」
かなこ「分かります。私だって姉様のためなら‥‥‥(うっとり)」
はわいこな「救いは、現代の主人公たちです。一応こちらはハッピーエンドです」
かなこ「聞けば聞くほど、この銀色は重たいゲームですね」
はわいこな「しかし!!」
かなこ「まだ、あるんですか? もう、げっぷがでそう‥‥‥」
はわいこな「おまけシナリオがあります。これがもう、滅茶苦茶です」
かなこ「はいはい、聞きますとも」
はわいこな「本編の雰囲気をカタストロフィー的にぶち壊すお笑いネタです」
かなこ「ひぇーー! 本当ですかぁ」
はわいこな「マンガのジョ○ョのパロディあります。スピードワンボックス財団は笑っちゃいました」
かなこ「何ですか、それは(笑) _(__)ノ彡」
はわいこな「ドラゴン○エストのパロディも。平面で、CGの質を荒くしている所を見ると、スーパーファミコンのそれを狙っているような気がします」
かなこ「しかし、そんな作りして大丈夫なんでしょうか」
はわいこな「この『おまけ』を笑うか、何それ!、と思うかで、このゲームの評価は分かれるはずです」
かなこ「加奈〜妹とは、またひとつ違ったゲームですね」
はわいこな「あのゲームも死んじゃうんでしたっけ」
かなこ「ええ」
はわいこな「アトラク=ナクアは?」
かなこ「はわいこなさん、アトラク=ナクアはプレイしていないんですか?」
はわいこな「ぐっ、藪蛇だったか」
かなこ「しないと、姉様が、はわいこなさんを食べに来ちゃうかもしれませんよ」
はわいこな「初音さんは女性専門じゃないんですか?」
かなこ「どうだったかしら(^^;;」
はわいこな「真・瑠璃色の雪の瑠璃ちゃんも本来は精気を吸う妖だったし。この手をテーマにしたゲームは結構ありますね」
かなこ「そうですね。怖くはないけれど、エルフの恋姫とか。極めつけは、漆黒の魔王ですね」
はわいこな「そうそう、忘れていました。BE=YONDの副題は、黒大将に見られてる、でした」
かなこ「くろたいしょう?」
はわいこな「いいえ、くろだいしょう。濁音です。オープニングで英語のナレーションがあって、KURODAISYOUと発音していました」
かなこ「こちらも英語ですか(苦笑) よいよ輸出産業に衣替えできるんじゃありませんか(大笑)」
はわいこな「それはともかくとして、初音さんとかなこさんの間に入り込む気はありませんから」
かなこ「ぽっ(*^^*) はわいこなさん、ありがとうございます」
はわいこな「今回は天巡さんの苦労が分かりました。この形式は大変です」
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